@IT Linux Kernel Watch

2月版 OOM killerとの危険な関係に終止符は打てるか(1/2) − @ITより、OOM Killer対策で

 mem_notifyはシステム全体の空きメモリが足りなくなり、スワップが始まりそうになったタイミングで、メモリを開放するようにアプリケーションに通知するというフレームワークです。アプリケーションは/dev/mem_notifyをpollし、待ちます。

というのを実現するパッチが紹介されています。
こういう実装方法もひとつですよね。いずれにせよ、定期的に調べに行くのではなくて通知されて受け取る方法は、アプリケーションが無駄に調べる動作が必要になくなるのと、調べて本当に足りないのかどうかの条件にはっきりした裁定というか判断ができるようになると思いますので

 このパッチがメインラインにマージされるには、まだ技術的なハードルがいくつか残っていますが、こういう機能があると便利じゃないでしょうか?

はーい!

また、fsckにかかる時間を運用で回避する方法として、2月版 OOM killerとの危険な関係に終止符は打てるか(2/2) − @ITより、

 Ted Tsoは、「device mapper snapshotを利用してファイルシステムのスナップショットを作成し、そのスナップショットに対してe2fsckを実行してしまえばよい。もし e2fsckが成功すれば、ファイルシステムの整合性には問題がないことが分かる。そこでtune2fsで、スナップショット元ファイルシステムの『前回のfsckからマウントした回数』と『前回fsckを実施した日時』をリセットしてしまえばよい」

れを受けてKyle Moffettは「Poor man's background scrubbing」として、device mapperを直接操作するのではなく、LVMスナップショットを利用してfsckを実行する運用手法を紹介しました。

の二つが紹介されています。
ないないばっかりで諦めるよりひとつでもやってみてみるきっかけとして、「そういう視点で考えないといけないよな」と思いました。